まえがき
今回公開する内容は僕が西ノ谷池に通った経験とハマったパターン
そして何故その考えに至ったのかを記述しています。
また、今回の記事ではただバスを釣る、数を釣るではなく、
多きいサイズ、メインは40アップのバスを捕る為の内容となっていますのでご了承ください。
とりあえずバスを釣りたい!という方向けの記事は別で記述中です。
去年書いた記事への答え合わせ
実は去年西ノ谷池で僕が見つけたパターンがあって、もう公開していいやと思って
一度記事として書いていたんですが。
その答え合わせが偶然、今月発売のルアーマガジンですることができました。
そのパターンとは
ゴリパターン
っと言うことで、今回は前回話したゴリパターンについてさらに掘って詳しく書いていきます。
ただ、これはあくまで僕個人の経験の記事になるので、参考にされる方だけ参考にしてみてください。僕より釣りまくる人は山程いると思うので。
ちなみに今回は超細かく、かつ長めです。永久保存版です。
それではどうぞ↓↓↓
去年の振り返り
今まではトップ一本で行けた
去年ゴリパターンを見つけたのは偶然でした。
それまではPE1号ラインを青木虫MIDに直結で結んでトップに出すパターンにハマってました。
去年はこんなんでもアホほど釣れました。対してスレてもなかったしね。
あとはみんなZAPPUのブレディにハゼドンシャッドとか3インチくらいのワームを付けて
表層早巻きとかしてました。
んで、釣れる魚釣れる魚みんな口が小さかったんですよね。







口の大きさの違和感
上記の写真は全部去年西ノ谷で釣った40アップなんですが、どのバスも長さや体高に対して口のサイズが小さかったんです。
これは去年西ノ谷池で釣りを始めた時から気づいていて、よくなんでだろうって考察をしていました。
色んな考察がある中、僕はぶっちゃけ養殖バス(放流バス)かと思っていました。
なんでかっていうと、養殖バスって育てる際に与える餌が小さいペレットとかが主食なんで
大きく口を開いたり吸い込まなくても簡単に捕食が出来る為、口があまり発達しないんです。

あとは小さいベイトフィッシュをメインベイトにしているバスもこの傾向が強いです。
近場でいうと東ノ谷池のバスなんか口が小さいやつが多いです。
逆に普段ザリガニを食べていたり、大きなハスとか食べてるバスは口がかなり大きくなります。
しかしデカバスがベイトフィッシュを追いかけている姿はあまり見ませんでした。
そんな憶測があって去年の記事では養殖バスをヘラ師が入れてるんじゃないかっていう都市伝説を書いたわけです。
実際に西大谷池みたいにヘラの餌食い魚の対策としてバスを放流するところもありますしね。


↑特にザリなんか甲殻類食べてるやつは歯がギザギザで唇が赤くなりやすい。
っとまぁ色んな考察をしながら釣りを続けていました。
偶然見たバスの目線
その中でまずは何かヒントがないか見えバスを観察することにしました。
サイズの小さいバスはオイカワやハヤなどを元気良く追いかけている姿をよく見ました。
でも大きいバスの捕食シーンは殆ど見られず。
じゃあ一体何食ってるんだ?となった時に、西側ワンドにいるときに一匹の魚が急に陸に打ち上がってきました。
それが通称ゴリだったんです。
その後ろにはゆうに45を超えるバスが追いかけてきていました。
ゴリのサイズは10cmほど。
その後もいいサイズの見えバスはトップではなく底を舐め回すように見ていることを発見
その時、この池の隠れメインベイトはゴリだと確信しました。
それくらいバスの反応が著しかったし、西ノ谷池には大量のゴリがいました。
それからはゴリの観察
ゴリの基本的な動きは、岩陰に隠れ身を潜め、移動の際は底を這うようにピピッと機敏に動くこと。
また、一度底から離れるとフワッと動きがスローになることがわかりました。
そして枝に良くくっついていることとハードボトムを好むことも発見しました。
一度話を釣れるポイントに変える
そんな中、次第にアングラーも増え西ノ谷池は簡単には釣れなくなっていきました。
ちょっと話は逸れて西ノ谷池のポイントの話に移ります。
ポイント紹介
西ノ谷池に通っている方ならわかると思うんですが。
基本的にバスがついてるポイントとサイズって決まってて
・インレット
・堰堤
・西側ワンド
・インレット東のワンド
・ヘラ台全般

ここらへんは狙いやすいし数も多いと思います。
分かっている人が狙う場所
そんで段々パターンが分かってくると狙う場所が変わってきます。

上記の写真で言うと
西側ワンド上の木が大きく垂れているところ
ここは比較的魚影が濃いです。
理由は2つあって
1つは、こここがおそらく池の中で一番深くなっているところなんですよね。
なので沖にかけて全体的に魚影があります。
あとここはバスのフィーディングスポットでもあるので
マズメの時間帯などで垂れている木から落ちてくる虫を狙っているギルを狙う
バスが回遊してきます。
また、もう一つ大きなポイントが
池を横断しているロープ下
ここは意外と知らない人もいるんじゃないかな?
バス釣り泣かせのように垂れているロープなんですがこれが熱い。
ルアーが掛かってしまうので、しっかりとキャスト出来る人に限ると思いますが。
実はロープをシェードとして結構バスがついてます。
なので普段ただ沖に投げることは少ないと思いますが、ロープ下に関しては狙い目だと思います。
特に南側のロープは上記の木のシェードポイントと複合するので狙いやすいですよね。
あとは風向きで立ち位置と狙う角度を変えていけばいいかなと思います。
最後はピンスポット
ロコアングラーになればなるほど重要になってくるのが
通称ピン
と呼ばれるピンスポット
必ずバスが付いているのが分かっていて、なおかつデカイのがいる。
そして何を投げれば釣れるか分かっている。
これを持っている人が釣れる人だと個人的に思っています。
じゃあピンスポットはどこにあるか?
答えは簡単で水中の地形変化
をいくつ知っているか。になると思いますl
これに関しては、本当にその池に沢山通わないと分からない部分だと思いますが
そしてピンが分かって更にそこにどんなルアーがハマるか
あと重要なのはどんな地形変化なのか。
例えば
ブレイクラインなのか。
レイダウンなのか。
岩盤や石積みのような硬い変化なのか。
などすべてかわって更にルアーをハメて初めてピンになると考えます。
そしてこのゴリパターンに嵌めるため、ゴリの生態にマッチし、なおかつバスも好むピンを探しました。
その結果見つけた場所があります。
って感じで僕が思うピンを2つ本邦初公開

ここが僕の鉄板ピンなんですが。
どちらも共通点は
・水中に大きな落枝が落ちていること
・ボトムがハードボトムなこと
・かけあがりになっていること
という共通点があります。
ちなみに投げる方向も重要で↓

インレット側のピンは必ず岬に立たないこと
下のピンはアウトレット側からは投げないこと
ロングディスタンスを保つこと。
これを注意してください。
理由は後で記述します。
ピン攻略への道筋
やっとここまで話が戻ってきましたが、このピンの攻略法を去年色々と練っていたんです。
そこでクリアしないといけない問題がいくつかありました。
1.ロングディスタンスを取る
純粋にハイプレッシャーな野池ですので、極力ヒトの気配を感じ取られたくありません。
それを感じたのは、西側のワンドに行く際少し上に少し立つだけでバスが逃げていくほどのプレッシャーがあると目で見ているからです。
あとは最近は見なくなりましが、蛭沢池からやってきた鵜にかなり警戒している様子もあったからです。
2.根掛からない仕掛け
今回狙うピンはメインは落ち枝などのレイダウンのポイント
またそこは柔らかい土ではなく、おそらく岩や石で出来た底なため、
普通のリグではほぼ根掛りが起きてしまいます。
それでも、バスが居るポイントまでルアーをぶち込みたかった。
3.移動距離の少ないリアクション的な動き
ピンと名のつく以上狙う範囲は非常に狭いです。
その中である程度のアピールを複数回行えるものが良かった。
すべてを満たしたカバースキャット
そこで出てきたのがカバースキャットでした。
1.16.5gの重量が成せる圧倒的な飛距離
2.ナローゲイプフックを使うことで得られる圧倒的な根掛り回避能力
3.フロロカーボンを沈めて行う小移動の首振りアクション
完璧にハマったマッチザベイト
特に3の底を這うよう動く首振りアクション
これがゴリにそっくりだったんです。そして実際に釣果も驚くほどついてきました。
その中でも釣果に差が出る時があって。
どんな時かというと前述でも述べたピンからディスタンスが長ければ長いほど良い釣果が出たのです。
実際に水の中で起こっていることは分からないので想像だったのですが、フロロを使いラインを完全に沈めることでラインの存在感を消せる事
シャクった時にカバースキャットが浮かない事がポイントだと考えていました。
最初に戻りますがその答えがこれで証明されました。↓


アクション
重要なのはほぼすべてのラインを底までつけることです。
なのでキャスト後約15秒から20秒はフリーフォールをさせて糸ふけを出してください。
そしてラインが完全に地に這う形になったら
2.3回大きくしゃくります。これは上にシャクっても横にシャクっても問題ないです。
その後はまた5秒ほど放置
これを繰り返します。
そしてピンスポットを抜けたらすぐ回収する。
この流れになります。
フッキング
そうしているとコンコンとアタります
そうしたら3秒ほど待ってから糸ふけを取りサイドにスウィープフッキングをします。
理由はラインが完全に底に這っている状態なので急に上にフッキングしてもパワーが伝わらないためです。
また、まずバスがワームを離すことはないのでおちついて合わせてください。
タックルセッティング
ライン
個人的に重要なのはラインで、基本は12lbフロロカーボンライン
インレット側のピンに関しては10lbでも良いです。
どちらも沈んでいるストラクチャーに対して仮に根掛かっても回収できるポンドです。
細くない?と思われるかもしれないですが、経験上これでラインブレイクはありません。
個人的な好みはYGKのオルトロスかシーガーのフロロリミテッド
フック
これはハヤブサのTNSもしくはDASの5/0で決まり
ルアー
これはカバースキャット3,5が最高です。
ただ、中々手に入らないので前回も紹介した
イモリッパー95に0.3gもしくは0.4gのネイルを腹に打ったものでもオッケーです
まとめ
今回紹介した釣り方やピンはあくまで一例です。
僕はバスフィッシングの楽しさの肝はこの自分で見つけることだと思っています。
逆に同じ西ノ谷池でもビッグベイトで魚を浮かせたり、はたまたギルパターンを改良したり、
とりあえず見えるバスにノーシンカー投げたりと様々な釣り方と考え方があると思います。
ただ、自分でパターンとそれがハマるピンを見つけられればサイズを釣り選ぶことや
スキルアップが出来ると思いますので、是非色々と楽しんでみてください。
僕も今回ピンを公開しましたが、まだ言っていないパターンとピンはちゃんと隠してますので。笑
何か質問などあればラインに送ってもらえれば対応します。
長々と読んでいただきありがとうございました。
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